10年が、動いた。

10年が、動いた。

HIKOBAYU澤田健人は、
NPO法人北海道自伐型林業推進協議会の副代表理事も務めています。

精油の製造と、自伐型林業の推進。
二つの活動を並走させてきて、10年が経ちます。


この春、立て続けに二つのことが起きました。

ひとつは、「全国林業関係広報コンクール」での
最優秀賞——林野庁長官賞の受賞。

担当してきた連載「森の声をきく」が、評価されました。

北海道で自伐型林業を実践する人たち、
森林所有者、自治体、大手林業会社、木材加工業者。
そのひとりひとりの声を記録してきた仕事です。

授賞式には、代表理事の大西潤二さんと参加しました。
株式会社大西林業を経営しながら、
自伐型林業の広がりをともに作ってきた仲間です。


もうひとつは、もっと大きい話かもしれません。

国の林業における最高位の指針、
「森林・林業基本計画」に、自伐型林業が明記されました。

自伐型林業は、国が認めた林業の一つの形になりました。


自伐型林業を一言で言うなら、
山を大事にする林業です。

車一台が通れる最低限の道を、地形に合わせてつくります。
壊れにくい技術で、森の領域を無駄に削りません。

道が入ると、森を管理できるようになります。
成長に合わせて間伐し、その木材を利用する。
林業をしていない間は、美しい森が残ります。

10年おきに間伐するループを回しながら、
森の成長と、人の暮らしが、ゆっくりと交わっていきます。


この10年で、仲間が増えました。
国会議員の議連が生まれ、
全国の企業、自治体、思いのあるプレイヤーが実践を重ねてきました。

その積み重ねが、国の計画という形になりました。地方創生、環境、観光などなど林業に限った話ではなくなりつつあるのが、取り巻く環境と国と共感されました。


植樹や木育は、森の再認知となるでしょう。

でもその得た感覚の先に、もっと直接的に森に関わりたいと思ったとき、
自伐型林業はひとつの大きな答えになります。

車に乗り、電気を使い、どこかから運ばれた食料を食べる。
資本主義の中で生きている以上、
自然への負荷から完全に逃れることはできません。

矛盾は、まだ拭えない。

それでも、実際に森に入り、手を入れ、循環をつくること。
HIKOBAYUが考える「自然への恩返し」の姿勢は、そこにあります。

北海道で森に関わりたいと思ったとき、
HIKOBAYUとNPO法人北海道自伐型林業推進協議会、どちらへでも声をかけてもらえれば、思いを形にするお手伝いができると思っています。


HIKOBAYU

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