ABOUTのコピー


クラフトアロマを通じて「森と人をリンクする」こと。

森を育み、製品をつくるところから、届けるところまで、

すべての行動に、自然への畏敬の念を込めて。

2017年、HIKOBAYUのはじまりから

ずっと変わらない思いがあります。



ブランド名に込めた想い

HIKOBAYUの名前の由来は「蘖(ひこばえ)」という自然現象にあります。 
蘖とは、切り株や伐った木の根元から若い芽が生えてくること。


これはすなわち「新しい価値が生まれる瞬間」です。
  新しい価値が生まれる瞬間ほど、心が踊り、気持ちが前向きになる時はありません。
それは周囲に勢いも与えます。
この瞬間が世の中に増えていくと、今よりもっと、
みんなで未来をワクワクすることができると思うのです。
  私たちHIKOBAYUは、製品を通じて
「新しい価値が生まれる瞬間」を増やすブランドになることを目指しています。 


HIKOBAYUのものづくり精神

まずは自然に恩返ししなくては


 昨今は、自然の素材などを取り扱う企業が多いですが、自然の恩恵を享受ばかりしていて、何か恩返しをできているのだろうか?という気持ちになりました。寄付や募金、樹木を植えれば良いというだけでは、どうにもならなくなっている林業の世界の現実も知ってしまいました。だから我々は『直接、森林管理も実践し、未来の自然へ恩返し』をすることに決めました。ただ素材が欲しいからではなく、未来を見据えた森林管理のために必要な伐採をし、そこで生まれる未利用となる枝葉の素材などを有効活用し製品をつくっています。
 

 

一次産業の現場に立つことで見えてくる

自然からのメッセージやインスピレーション

 
創業者は医療業界と美容業界出身で、林業をするなんて夢にも思いませんでした。そして、一見、プロダクトを製造するブランドとして、林業から手がけるなんて、気が遠くなるような、とんでもない回り道のようにも感じるかもしれません。ですが、自ら一次産業の現場に立つからこそ見えてくる、自然からのメッセージやインスピレーションも、確かにあるのです。そして自然がさらなる恵みを授けてくれていると信じています。



豊かな地域資源を敬い、素材を最大限に尊重


そうしてやっと手にする素材たちに感謝し、製造に入ります。最高の状態でニセコの森の香り成分抽出するため、大学の研究機関からアドバイスを頂き、さらに研究を重ね、独自に開発した蒸留機を通して製造するHIKOBAYUの精油は、ニセコの森の空気の機能性成分を濃縮したと言える値が、大学の解析で明らかになりました。血圧の異常値を元に戻したり、ストレスが減少、極めて強い空気清浄効果が認められました。
 



伐採で生じる資源の有効活用

 

北欧文化で100年以上保つ素材とされる白樺樹皮は、全て手作業にて感謝を込め、アクセサリーや作品へかたちを変えて、国内外へ新たな旅立ちをしていきます。その他、地域内循環資源として薪や木材として地域へ供給、有効活用していただいています。




 

VALUE

 

私たちはブランドの活動を通して「森と人をリンクする」の実現を目指し

「森へ還る」体験を社会に拡げていきます。

そのための行動指針として4つのVALUEを掲げます。

 

 

□自然への恩返し、自然と対峙する

素材を取り扱うだけではなく直接、森林管理も実践し、

未来を見据えながら、自然へ恩返しできる方法を追求していきます。

 

□新たな価値を創造する

蘖(ひこばえ)のように、一度終わったモノが私たちの手を介すことで再生し、

新たな価値を創造していきます。

 

□循環と再生

永続的に資源が循環する森林へと導くお手伝いを施します。

未利用資源を活用し、製品化することで、新しい命を吹き込みます。

 

□共感と共創造

想いに耳を傾け、人と時代に寄り添い、共創造を楽しみます。

香り、製品を通して森や自然に関心を持てる機会を提供します。



 

 

MESSAGE

代表メッセージ

 


旅で訪れたニセコの自然の美しさ、豊かさに感動し、東京から移住しました。自然の中に身を置いて、世の中の循環や幸せ、自分の心の中とは何だろうと様々学ばせてもらい感謝しています。HIKOBAYUは2017年に看護師と美容師のコンビで創業しました。 自伐型林業(環境共生型林業手法)の実践から、トドマツ枝葉の採集から蒸留までを一貫して行い、心を込めて製造しています。製品製造の他にも、自ら森林に入り資源の有効活用や木育などの活動を行っています。ここニセコから、自然の恵みと環境への配慮の姿勢をお届けできればと考えています。
 

MESSAGE

澤田 佳代子 Kayoko Sawada / HIKOBAYU 代表

合同会社Hikobayu代表の澤田佳代子です。

もともとは看護師として東京で働いていました。今振り返ると、物に溢れる都会の便利な生活は、とても楽しい反面、選びとることに疲れてしまうような日々でした。
ひょんなきっかけで離島の僻地医療に携わり、師匠のもと野草を採取したり、海で貝をとったり、自然の恵みを享受することの魅力を知りました。それと同時に、あまりにも広大な自然と一人対峙し「ここで何かあっても、誰も気づかない。私もただの自然の中の一部なんだ」と、なんとも言えない『自然への畏怖の念』を感じたのでした。

北海道に移住後、農業にも触れる機会がありました。小さな種に条件を整えると一斉に出てくる芽たち。その中でより良いものを残すために他を引き抜く「間引き」という工程があります。人差し指と親指でつまむだけで、その命は終わってしまいます。
これまで看護師として「人の命」にばかり向き合ってきましたが、そんな植物の命の強さと儚さを目の当たりにし、全ての「イノチ」の尊さを想うようになりました。

Hikobayuではトドマツという木の枝葉からエッセンシャルオイルを抽出しています。北海道は緯度が高く、実は杉や檜は生育できません。トドマツはその代わりとして植林されている木のひとつです。植林された木は伐期(70〜80年位)を迎えると、伐採されます。その際、木部は材木などとして出荷されますが、枝葉の部分は産業廃棄物として廃棄されるか、後の栄養になるなどとされて森に放置されます。このような副産物を林地未利用材(りんちみりようざい)と言います。

私たちはこの伐採されたトドマツの命が残した枝葉を、山に採集に行くところから、お客様のもとにお届けするまでを一貫して、私たちの手を介することで、心を込めたクラフトアロマを製造しています。製造のほかに、子供から大人まで全ての人を対象にして座学やフィールドワーク、蒸留体験などの木育活動も行っています。

ここニセコから、豊かな自然を享受するだけでなく恩返しの精神で、「森と人をリンクする」を合言葉に、北海道の冷涼な森の香りをお届けしたり、リアルに五感使って「森へ還る」体験を提供していきます。

COMPANY

会社名    合同会社 Hikobayu

所在地    北海道虻田郡ニセコ町元町62-3

代表責任者  澤田 佳代子

設立     2017年12月18日

事業内容   エッセンシャルオイルの製造