FORESTのコピー

自然からの恵みを、ただ享受するだけではなく

わたしたちは、自ら森へ入り

森を守り、育てる「自伐型林業」という

持続可能な森林施業を行っています。



自伐型林業とは

 

持続可能な環境に配慮した家族経営の『小さな林業』

HIKOBAYUは林業の世界でも数少ない、自伐型林業の担い手です。

数十年、数百年先の循環を見据え、未来の担い手も育成しています。

 

大きな林業(現行林業)と小さな林業(自伐型林業)の違いがわかるアニメーション(2分34秒)

引用元:https://zibatsu.jp/
 

 

自然の摂理に抗わないように道をつくる

 
自伐型林業における作業道づくりのセオリーは、地形を生かし、例えば水が流れるところはそのままに、傾斜を無理にコントロールしたりもしません。道幅は2.5m以下とされています。そうすることで「壊れない森林作業道」ができあがるのです。
これは予防砂防のはたらきとなり、土砂災害防止に貢献しています。
また、人が森へ入れるようになる機能性と同時に雰囲気の良い景観の森林空間が出来上がるので、空間の多目的利用も可能とし、森林を新しい価値へと導きます。




森の成長を促す林業の在り方


人間は森を壊すこともできれば、森の成長を促すこともできる、わたしたちは、森の成長を促す林業の在り方でありたい。
木を一本、一本、見つめながら森の状態をよく観察します。
森に自然と光が入るように、人間の知恵で光をコントロールします。
選んで伐る「択伐」することで樹木は最大化
し、最高級の無垢材など高品質なものへと変化していきます。
 



剛と柔ならば、柔を選びたい


 
不自然で剛な伐りすぎる林業ではなく、抗わずたゆたうように柔な林業。わたしたちは「じねん」であることを大切にしています。
じねんとは、日本古来からある自然観でもあり、”人為の加わらない、本来そうであるもの” を指し「自ずから然(しか)らしむ」、つまり「あるがままの状態」を意味します。
人間の主観的な視点から自然を観ることによって、自然とのつながりを理解し、自然を守ることが重要だと考えています。




 

伐採した資源が精油になるまで

 

わたしたちが管理する森で集められた未利用の資源は

植物の性質を知り尽くしたスタッフが、手作業で心を込め丁寧に製造

すべての工程を自社で一貫で管理しています。

 

 

□資源の調達

伐った木の枝払いで生じる資源は
林業の現場では未利用の資源となってしまいます。
この未利用の資源から精油を製造することで
新しい価値と循環が生まれていきます。

 

□枝葉を細かくチップに

専用の機械でチップにします。
伐採の時期や気温などにより微細に変化する
枝葉の状態を確認するためにも大切な工程です。

 

 

□自社抽出

植物の特性を知り尽くした専任のスタッフにより
トドマツ精油を自社抽出しています。
枝葉の状態により圧力を調整し、ベストな状態へ導きます。


□自社でボトリング

抽出したトドマツ精油は、自社でボトリングしています。
ブレンドオイルは、調香師により調合
100%ピュアオイルを使用しています。
ラベリングまで心を込めて製造しています。

 

□抽出後のチップの行方

精油を抽出したあとのチップは
乾燥させ敷地に敷き詰めるチップとして再利用されます。
最後の最後まで、自然への感謝を忘れずに
循環と再生を意識しています。



 


 

 

MESSAGE

Director メッセージ

 


時代が進み、暮らしは便利であるのが当たり前なものに。
しかし、自然との絆、自然への感謝は忘れられた一端に気づく。焚き火が嫌いな人はいない。かつて、夜の闇を温かく灯し、食事を囲み、団欒を楽しんだ記憶が、遺伝子レベルで刻まれているからではないだろうか。
美容の仕事を通じて、人に美しさを提供する一方で、自然に対する貢献は何もできていないのではないか?という疑問が以前からありました。
スノーボードを通して楽しんだニセコの自然。けれど、そこへの恩返しはあったのだろうか?
今では70ha以上の森を管理し、環境保全型の自伐型林業を通じ、自らの手で直接、自然への恩返しを実践しています。この循環を生み出すことによって、森と人との繋がりを強化したい。自伐型林業は、山を壊さず、一定のルールを守りながら森を育て、資源を活用していきます。
HIKOBAYUは日常では忘れがちな自然への畏敬の念と現代社会における自然とのつながりを改めて思い出す機会を提供する活動に力を注いでいます。
それは、森と人が共に豊かであり続ける、本当の意味での自然との調和を大切にする未来への一歩(アクション)です。
 




森林管理

山林資産価値を向上させるお手伝いをいたします

 




環境低負荷型で世代を超え、森林のための未来を見据えた永続的に資源が循環する森林へと導きお手伝いを施します。専門的かつ大きな視点からの言い方をすると、森林の面積当たりの炭素固定量を最大化し、地球温暖化対策となります。

 

わたしたちが行う森林施業方法は、工業的な要素や短期的な収益よりも、自然に抗わずに、自然の声によく耳を傾けることに重きを置きます。最も重要になることの一つが「壊れない森林作業道」の敷設です。人が森へ入れるようになる機能性と同時に雰囲気の良い景観の森林空間が出来上がるので、空間の多目的利用も可能とし、森林を新しい価値へと導きます。

 


地域林政アドバイザー(自治体向け)

地域の山と人は、地域の宝なり





国から「地域林政アドバイザー」に任命を頂きました。こちらは林野庁より費用がカバーされる制度です。地域の山林を有効活用して、地域に新しい文化、財産を一緒に作り上げるお手伝いをさせていただきます。全道、全国の自治体の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。

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